プロジェクトストーリー

PROJECT STORY 02 S-LINKS渋谷

S-LINKS渋谷

東京都目黒区において、住居型複合施設「S-LINKS(エスリンクス)渋谷」が竣工しました。この建物は、賃貸レジデンス・ワークプレイス・クリニックモール・店舗が入居する複合型施設。そのメイン施設が賃貸レジデンスの「ルフォンプログレ渋谷ヒルトップ」となります。「渋谷」「代官山」「中目黒」等の東京における情報や文化の最先端のエリアを「つなぐ」目黒区青葉台に立地し、「住」「職」「医」「商」の機能が「つながる」複合型開発です。15階は株式会社リアルゲイト(以下「リアルゲイト」という)が運営するワークプレイス「THE N3(ザ・エヌスリー)」が入居し、「働く」と「暮らす」がボーダレスとなる新たな生活スタイルを提供します。さらに、レジデンス入居者は、コネクトプラットフォーム「homehub」のスマホアプリによって、建物内のテナントが提供するサービス・お知らせの確認・各施設の予約ができるほか、スマートロックや顔認証の対応により、建物内の各施設のスマートアクセス化を実現しました。

インタビュー

sampleですよ

Mitsuhiko Arimori

有森 満彦

賃貸事業部 課長(当時)

sampleですよ

Yuki Kojima

兒島 有紀

賃貸事業部 チーフ(当時)

新たなワークライフスタイルを創出、今までにないフラッグシップに

有森 「ルフォンプログレ渋谷ヒルトップ」の開発では、プロジェクト全体を統括する立場で携わっていました。開発当初のプランとして、「これまでにない、住むことと働くことが交錯する魅力ある立地から、ヒルトップという特性を活かして上層階を賃貸住宅とし、下層階にワークスペースを誘致するという構想が生まれました。
しかも、上層階と下層階が連携できる仕組みをつくろうということから、住宅の入居者がオフィススペースのラウンジを自由に使えるなど、住むことと働くことを近づけることで新しい時間ができ、そこから新しい発想が生まれるといった、多様な可能性をこの物件で実現したいと考えました。
さらに、このエリアではクリニックが不足していることがわかり、需要が期待できることも見えてきていた。それが2020年3月の着工後にコロナ禍でリモートワークが浸透するなど、結果として、私たちが目指していた職住近接や健康を意識する生活といったニーズにマッチ。『住』『職』『医』『商』の機能がつながり、フラッグシップとなる複合型施設が開発できました。

時代の変化が建物の進化を加速

兒島 時代の変化に臨機応変かつ柔軟に対応し、着工後もニーズに合わせて変更や追加を行うのがサンケイビルの方針。中でもこの物件は特に従来の賃貸レジデンスとは違うものができると実感がありました。共用施設についても、屋上テラスやフィットネスルーム、ランドリーは着工後に採用したもので、それらの共用施設やワークスペースを、ビットキーのコネクトプラットフォーム『homehub』を採用することでシームレスに結び付けることができました。これにより、入居者の方はスマホアプリでそれらが予約・利用できるようになり、安心や利便性の向上につながっています。EV充電器やEVカーシェア、電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」の設置についても、各事業者の方との調整や取りまとめ、それぞれの設備についての現場とのやり取りなど、苦労したこともありますが、この建物に新たな価値を吹き込めました。

多様なニーズに応える新しい複合型施設、リモートワークも快適・便利な間取りに

有森 「ルフォンプログレ渋谷ヒルトップ」の入居者として20~30代が中心と想定し、共用施設をシェアすることに抵抗感が少なく、スマホアプリに慣れている世代であることから、今回のシームレスな連携が実現しました。レジデンスの間取りについても、そうした世代のニーズの変化に対応し、住居のプランニングでは間数を重視しました。しかし、コロナ禍になり自宅でテレワークされる方が増えてくる中で、広さよりも間数重視というニーズが上昇。同じ広さでも1LDKより2LDK、1Kより1DKといった需要が増えたため、プレミアムフロアでも効率よく間数を増やすプランニングを意識しました。

自由なスペースを設けた住戸も用意

兒島 渋谷から青葉台といったエリアはスタートアップやクリエイターが多いという特徴があり、それに合わせたプランニングの変更も行いました。下層階にリアルゲイトのワークプレイス『THE N3(ザ・エヌスリー)』がありますから、自宅で仕事をしたり下のラウンジで打ち合わせをしたりと、住居兼オフィスのような使い方をされる方のニーズに応える部屋も用意したいと考えました。そこで、浴室をシャワーブースだけにし、水回りもできるだけ小さくして、自分のスタイルに合わせて自由に使っていただけるよう、通常は6~9畳のスペースが取れる部屋に12畳のスペースを生み出したプランも用意しています。

安心のスマートロックや顔認証システム

兒島 サンケイビルとして初となる、ビットキーのコネクトプラットフォーム『homehub』の採用も、ウィズコロナ/アフターコロナの時代にマッチさせた施策です。エントランスの顔認証や各住戸、共用施設のスマートロックは入居者にとってセキュリティや利便性が高いだけなく、非接触化による大きな安心感を与えています。顔認証は、スマホアプリから自分の顔を登録するだけで、専有部もスマホアプリやICカード、パスコードなどで解施錠ができます。6階のフィットネスルームは空いている時間に予約し、他の入居者に気兼ねすることなく利用いただけます。ワークプレイスのラウンジも自宅にいながら予約し、入り口の鍵を解錠することができ、入居者の利便性を高めています。1階に設置したランドリーも『homehub』で洗濯乾燥機の稼働状況を見ることができます。こうした利便性や快適性は今後も発展させる予定で、新たなサービスを付加していけるアプリケーションのメリットを生かし、今後も入居者が当レジデンスを快適でシームレスに使える機能を増やしていきます。

ワークライフスタイルをシームレスに

有森 「ルフォンプログレ渋谷ヒルトップ」の開発にあたり、入居者がどう心地よく生活できるかを中心に考え、働くことと住むことのボーダーレス化に対応した複合型施設を完成させました。それぞれの施設が独立した機能を持っていることも魅力ですが、「せっかくここに住むのであれば、この場所でしか体験できないことがある」を実現しようと、『住』『職』『医』『商』の機能がつながる生活に構想を膨らませて作ったので、ぜひ実際に体験してほしいです。

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