会社設立時より取り組むビル事業は、現在東京・大阪に所有する大規模オフィスビルの賃貸を軸としながら、大規模ビルと同水準のスペックを備えたミッドサイズビルの開発にも注力。さらに商業施設やカンファレンスの運営なども展開しています。
高層複合ビル
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千代田区大手町の中心に位置する「東京サンケイビル」は、商業施設・カンファレンスを備えたビル事業の拠点であり、大手町エリアのランドマークとなっています。東京メトロ・都営地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅からダイレクトインでき、東京駅からも徒歩7分、丸ノ内線乗り換えでもわずか2分というアクセスの良さが特徴です。低層フロアには「ショップ&レストラン」があり、イベントスペースには近隣のオフィスワーカーが集まって、思い思いにリフレッシュする姿が見られます。
“もっとビルはワンダーメディアへ〜ビルは単なる箱ではなく人々をワクワクさせる魅力的なメディアである”というコンセプトのもと、日々新しい価値を発信しています。近年では防災意識の高まりを受け自治体や地域と連携し、大規模災害の際には帰宅困難者等を受け入れるなど防災対策を整えています。 -
西のフラッグシップビル「ブリーゼタワー」は、大阪市北区のビジネス街・西梅田に位置する高層複合ビルです。JR大阪駅およびOsaka Metro各線の駅にダイレクトに接続し、大阪と全国を結ぶ伊丹空港にも近いためビジネスの機動力が高まります。快適な執務環境の提供に努め、新耐震基準の1.5倍の耐震性能を備えるとともに、非常用電源を設けるなど、継続的に安心・安全の強化、省エネ・省資源に取り組んでいます。
商業ゾーン「ブリーゼブリーゼ」、1階広場(メディアコート)、劇場ホール「サンケイホールブリーゼ」、カンファレンス「ブリーゼプラザ」はいずれもビジネスや文化の発信拠点として多くの方に利用されています。
オフィスビル
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「S-GATE」はサンケイビルが展開するミッドサイズオフィスビルシリーズです。“走り続ける企業に、エネルギーと安らぎを”というブランドビジョンのもと、進化する企業とビジネスパーソンのために「Human Centricな心配りと快適性」「安心・安全・環境性」「BCPサポートの装備」を標準性能として充実させています。“オフィスを選ぶ。ビジネスが変わる。”をキャッチコピーとし、進化し続ける企業のためのオフィスとして、今後も都心部を中心に大規模ビルと同水準のスペックを備えたビルを開発していきます。
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「S-GATE FIT」は、1フロアの事務所面積を100坪前後として開発するオフィスブランドです。働き方の多様化、感染症対策やデジタルトランスフォーメーションなど、オフィスの変革期の幅広い要望に応えるべく、1フロア1テナントを基準としました。「FIT」には、お客様のニーズに合致するぴったりのサイズ感といった意味を持たせています。S-GATEシリーズの「Human Centricな心配りと快適性」を継承し、執務室には木製のブラインドを標準装備させ、自然素材の温もりを感じられる空間にしています。街やひとに寄り添うオフィスとして、今後も積極的に展開していきます。
商業施設
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東京サンケイビルの商業ゾーン
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大阪・西梅田ブリーゼタワー内の商業施設
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大手町駅直結。ホール&カンファレンス
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大阪・西梅田ブリーゼタワー内のホール&カンファレンス
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大阪のシアターカルチャーを創造する劇場ホール
サンケイビルが住宅事業に参入したのは2005年。以降、多様化するニーズに応えて、都市で暮らす人々の幸せを支える住空間を創造してきました。住宅事業の中心となるのは、「ルフォン」を冠した分譲マンション・賃貸レジデンスの開発です。複合開発や等価交換事業にも積極的に取り組んでいます。
分譲マンション
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サンケイビルの分譲マンションブランド「ルフォン」。フランス語で「本質」という意味を持ち、住まう喜びを提供したいという思いが込められています。立地選定にこだわり、唯一無二の土地を素材に、そこに住まう人を見据えて、建物の最適解を追求する。ひとつひとつ丁寧な物件開発に取り組み、愛されるマンションブランドを構築しています。
分譲マンションは、基幹ブランド「ルフォン」を中心に、利便性を重視する小世帯の都心生活者に向けた「ルフォンリブレ」、住環境を重視する家族に向けた「ルフォンソレイユ」をラインナップしています。
賃貸レジデンス
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賃貸レジデンスブランド「ルフォンプログレ」。ターゲットはアーバンライフを謳歌したいシングルやDINKSです。都心や関西圏の利便性の高いエリアに限定して開発を行い、洗練された外観デザインや共用スペースを備え、また、アートに親しむ空間など個性あるスペースを提供します。
これまで培った「ルフォン」のDNAを受け継ぎながら新しい刺激と魅力をプラスした、都市生活者に贈る賃貸レジデンスです。もう一度、住んでみたいと思っていただける快適な住まいづくりを目指しています。
理想の暮らしを応援する商品企画プロジェクト
「ラシック プリュス」
女性スタッフを中心に、細部にまでこだわった使いやすい住空間・設備仕様を考案した商品企画プロジェクト。「わたしらしく」心地よい暮らしを楽しんでいただくために、可動式の棚板・ハンガーパイプを採用し収納量や使い勝手に配慮した「3D ウォークインクローゼット」、ワークスペースも作れるユニークな空間アレンジ「ラシック ユニ」、多彩なカラーセレクトを選択できる「ラシックパレット」などの提案をしています。
「ルフォン」シリーズの
新しいブランドコンセプト
「生き方を、自由にする住まい。」
幅広い価値観・ライフスタイルに対応し進化を続ける“「ひと」を真ん中にした工夫”を凝らした「ルフォン」シリーズの住まいが、住むひとの未来の可能性を拡げ、明るい未来を連れてきてくれる、そんな思いを込めています。
また、新ブランドロゴの「LEFOND」の“O”のデザインには、ルフォンが大切にしている“ひと”を真ん中にした商品づくりへの想いを表しています。
新しい事業の柱としてホテルリゾート事業を推進すべく、グランビスタホテル&リゾートを2015年4月にサンケイビルグループの一員として迎え入れました。グランビスタが持つ運営ノウハウとサンケイビルグループの開発・管理ノウハウを結集し、協働を進めることで大きな相乗効果が生まれています。
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インターゲートホテルズ
グランビスタ合流後、共同開発によって「インターゲートホテルズ」を立ち上げました。同社のブランドステートメント「地域の価値で、未来を変えていく。」を具現化し、地域とともに歩んできた同社のスピリットを継承する価値体験型ホテルです。
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GRIDS
“THE TRAVELLERS HUB 旅をつなぐ。人をつなぐ。こころをつなぐ。”をコンセプトに訪れるお客様が新たな楽しみやつながりを見つけられる、ゲストハウス型ホテル「GRIDS(グリッズ)」。その想いを継承しながら市場の変化に対応し、ワンランク上のプレミアムシリーズを開発。
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様々なホテル開発
サンケイビルでは、グループ会社の直営ホテル以外にも様々な企業とコラボレーションしたホテル開発を行っています。東京・銀座では、世界的ホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルとコラボレーションし、日本初出店となる「ALOFT TOKYO GINZA」を開発しました。
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不動産開発
老朽化したビルを段階的かつ連鎖的に建替えていく大手町連鎖型都市再生事業。過去には、お台場地区にさらなる賑わいを創出した「ダイバーシティ東京」の開発も。街をアップデートするような大規模な再開発に、共同事業者として参画してきました。さらに、賃貸マンションやホテルなどマーケットのニーズに応じた収益性の高い不動産商品を投資家向けに開発する事業も手がけています。
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シニア施設開発・運営
2011年に、住宅事業の開発ノウハウを活用できる新たな取り組みとして、シニア事業に参入しました。顧客層を高齢者の方々へ拡げ、企業理念に掲げる“社会に貢献する企業グループ”を目指します。施設を運営するサンケイビルウェルケアは従来の介護方法に囚われない、高齢者が自立し尊厳ある暮らしを送るための「自立支援介護」を実践しています。
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不動産ファンド運営
デベロッパーとしての開発実績が増えていく中、さらなる成長を支える財務戦略を構築する上で、上場REITの組成が重要な役割を果たすと判断し、2018年4月に資産運用会社としてサンケイビル・アセットマネジメントを設立。2019年3月にサンケイリアルエステート投資法人がJ-REIT市場に上場しました。サンケイビルグループとの間で「資産循環型ビジネスモデル」を構築することにより、双方の持続的成長を目指します。
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空港運営
事業フィールド拡大のため、2020年より空港運営事業(熊本空港・北海道内7空港)に参入しました。フジ・メディア・ホールディングスの都市開発・観光セグメントの拡大を目指しつつ、コンソーシアム構成企業や地元と協働し、メディアグループの情報発信力を活かしながら、各空港を軸に地域の活性化に貢献していきます。
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物流施設開発
これまで培ってきた不動産開発のノウハウを集結させ、首都圏や関西圏を皮切りに効率的なオペレーションに貢献する物流施設の開発に取り組んでいます。2021年4月に物流施設の新ブランド「サンケイロジ」を立ち上げ、初の単独事業の施設「SANKEILOGI柏の葉」の開発にも着手しました。
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海外不動産開発
2015年9月に、ベトナム・ハノイ市に現地法人「VISAHO JOINT STOCK CAMPANY」を設立し、不動産管理業及び不動産コンサルティング業を開始しました。2020年6月にはホーチミン市に支店を開設し、業容を拡大しています。また、海外での不動産開発への投資にも積極的に参画しており、2016年アメリカ・ワシントン州シアトル市での賃貸レジデンス開発を皮切りに、アジア・アメリカで計8棟の開発に携わっています。今後もローカルパートナーと協業し、積極的に事業を推進していきます。