Person 04

REITを組成して、上場。
財務戦略の最先端を
入社3年目で担う。

ビル営業部

坂上 友太郞

2016年入社
法学部 卒業

PROFILE

法曹界に進みたいと思って法学部に入ったが、学生生活の半ばで法律家以外の道を模索し、進路を変更。就活時は「街が好き、旅が好き、建物が好き、地図を眺めることが好き」な自分の適職はデベロッパーだと決めて業界を研究。サンケイビルの大きすぎない規模と落ち着いた雰囲気に魅力を感じて入社を決意した。旅行、映画、音楽、読書、外食、銭湯など趣味は多彩。最近はインド周辺の料理に注目。

思いがけない配属。しかし、
重要なキャリアステップが踏めた。

最初の配属は予想もしなかった本社管理部門の法務室です。確かに大学は法学部でしたが、在学中に法曹の道は自分に向いていないと諦めていたので、再び法律の世界に携わることに当初は前向きになれませんでした。しかし、着任から半年ほどすると、各事業部から日々寄せられる契約書案の確認依頼や法務相談への対応、法務研修等の社内啓蒙活動の仕事がおもしろくなりました。不動産関連の法律知識を身に付けるには格好であり、また、契約書を通してプロジェクトに潜むリスクを見極めたり、そもそも文書をきちんと読むという姿勢を持つことが、これからデベロッパーの世界で成長していく上で重要なプロセスだと気付いたのです。実際、その後の業務で役立ったことは多く、この2年間は自分のキャリア形成にとって非常に有意義なものになりました。

上場REITの立ち上げに参画。
当社屈指の大プロジェクトを担う。

法務室での業務を2年間経験し、3年目に投資企画部に異動しました。任務は上場REITの立ち上げです。REITの運用会社(サンケイビル・アセットマネジメント、以下SAM)を設立、そのまま出向者第一号となり、年度内のREIT上場に向けて怒涛の日々を送りました。関係省庁との折衝や許認可の申請、REITとSAMの社内規程の整備、REITによる物件取得の準備などに奔走。当社にとっても初めてのチャレンジでしたので、私自身含め、社内で立ち上げ業務に精通した人材が十分とは言い難い状況でした。外部識者などに教えを乞いつつ、とにかくやれることは何でもやろう、まさにチーム一丸となって懸命に取り組んだ結果、なんとか年度内に上場を達成することができました。REITの運用経験がある方はこの業界にたくさんいますが、立ち上げを担った人はそう多くはないと思います。しかも、当時私は入社3年目の25歳。願ってもなかなか得られない貴重な経験ができました。

物件を買って運用し、収支の向上を図る。
デベロッパーらしい仕事に充実感があった。

REIT上場を果たしたのち、出向先で投資運用部に異動。約2年間にわたり、物件の新規取得業務と、保有物件の運用業務(収益向上のための戦略立案や物件運用状況の開示体制の整備など)に就きました。それまでの私は、売り買いなどの「数字を重視する業務」にはほとんど関与していません。初めて不動産業界らしい数字と向き合う仕事に就き、日々大きな満足感がありました。また、2020年度に私募ファンドの立ち上げ業務にも参画。関係各所との折衝や社内体制の整備に、REIT立ち上げ時の経験を活かして取り組みました。不動産ファンドを、自分の得意領域のひとつにすることができたと思います。

保有物件の運用を担当。お客様、管理運営会社
そして私たちの3者の満足を同時に実現する。

入社6年目、私は3年ぶりにサンケイビルに復社、ビル営業部所属となりました。この部署は保有物件の運用を担当しており、建物の管理運営を行うPM会社とともに、物件の収益向上のための戦略立案や、テナントリレーションの維持向上を担っています。具体的には、空室が出てしまった物件のリーシング戦略やテナントとの賃料交渉戦略を考えたり、技術部門と連携して物件の修繕・更新工事の計画を立てる、などの業務があります。当然ながら、賃料を上げ、管理費用を下げれば収益は向上します。しかし、過ぎればテナントの満足度低下や退去につながりかねません。適切な賃料設定と建物管理を行うことが重要であり、バランス感覚をもった見極めがポイントです。お客様であるテナントに喜んでいただきながら、管理運営会社も私たちもwin-winとなる――そのために必要なことをいつも多角的な視点で考えることを心がけています。そしてこの運用の現場を学んだら、次はぜひ開発の現場で仕事をしたいと思います。

(2021年10月インタビュー)

for my [Future]

サンケイビルは、ここ20年ほどで「管理型」から「開発型」へと大きく舵を切り、急成長を遂げてきた発展途上のデベロッパーです。その勢いとチャレンジングな気風が大きな強みだと私は思っています。伝統と規模に寄りかかればなんとかなるという会社ではありません。自ら手探りで、道を切り拓いていかなければならない――そこが魅力でもあります。私自身もそのチャレンジの一端を担い、試行錯誤を重ねる中で成長することができました。これからもどんどん挑戦を続けていきます。

PAGE TOP